心の三毒(こころのさんどく)

 二日連続投稿のベイマックスです。
私は読書が好きでして、心が前向きになる考え方の本を選んで買います。
仏教の本も、宗教的というか哲学的にとらえて読むことが多いです。
その中に、「心の三毒」という人間が克服しないとダメだぞ!という教えがあります。
貪(とん) 瞋(じん) 痴(ち)の3つ。
簡単に説明すると、
貪=新しいiPadが欲しい、新しいiPhoneが欲しい、面白いから携帯ゲームを夜中の
  2時までやって、次の日の学習や練習がやる気なしの人。
  欲しい、 欲しい、といつも欲しいで頭がいっぱいになっている人。
瞋=すぐムカつく人、すぐ怒る人、すぐ怒鳴る人、怒りの沸点が低い人。
痴=悪口をよくいう人、愚痴が多い人、説教が長い人。
お釈迦さまは、こういう心の状態で人が亡くなると、地獄に行ってしまうと仰っています。
大人でこういう人は体調不良を訴えている人は多い様です。
子どもたちのいじめが社会問題になっていますが、私はこの「心の三毒」が原因だと思っています。
特に、「 痴 」=「 悪口 」のところでやられている子どもたちは多いと思います。
コーチも「 痴 」を慎まなければいけません。
コーチは正しいことを言っているつもりが、悪口になっているコーチがいます。
気をつけましょう!
私の経験から、「 心の三毒 」にやられている状態の選手は、心が通じないというか、言葉が入らないというか、同じ方向を見ることができません。
おのずと、勉強、部活、友人関係がうまくいかなくなって行きます。
まだ未成年の選手が多いので、保護者の方の力が必要です。
子どもたちの言葉の中に、悪口が多く見られるようになったら要注意です。
それが、相手が一方的に悪くても、批判程度で抑えないとエスカレートします。
一緒になって言っていたら、それこそ大変なことになってしまいます。
子どもの言葉を鵜呑みにしてはいけません。
自己保身のため平気でウソや妄想を言いますから、子供に対して盲目的になっている保護者の方は騙されます。
速い選手になるには、才能が必要です。
それは
「 素直なこころ 」です。
泳ぐ才能は二の次です。
これは大人になっても必要な、こころの状態です。
親の背を見て子は育つ
コーチの背を見て選手は育つ
子ども 保護者 コーチ 三位一体を目指して行きましょう!
ではまた。