啐啄同時(そったくどうじ)

ベイマックス家に子ねこが4匹誕生しました(パチパチパチ)
メチャメチャ可愛いです。
「啐啄同時」と言う言葉を皆さんご存知だろうか?
「啐(そつ)」は、ひな鳥がかえろうとする時、殻を破ろうと内側からくちばしで突くこと。
「啄(たく)」は、母鳥が外から殻をくちばしで突き、ひな鳥を助けること。
両方のタイミングが一致して、両者あい応じる得難いチャンスのことを
「啐啄同時(そったくどうじ)」と言います。
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コーチは、選手がうまくいっていない時、悩んでいる時を見逃してはいませんか?
その時が選手の伸びるチャンスです。
 
自分の殻に気づき、どうやったら破れるか悩んでいる時が伸びる時。
このタイミングで、コーチが声をかける。
その為には、選手の様子をよく観察していないと分かりません。
普段の会話から気がついたり、あいさつの声のトーンとか、足音とか。
選手がコーチとコミュニケーションを取ろうとしない状態では、気が付きようががありません。
普段の選手との付き合い方が大切です。
でも、
選手があまり悩んでいない時は、指導しても心には響かないようです。
考えないで練習だけしている選手は、コーチが指導しても、「 ポカーン 」が多い様です。
そのほかに、
どんどんタイムが伸びている選手の中には、なかなかコーチの話に耳を傾けないことが多いようです。
失敗した時は、成功の種が撒かれています。
成功した時は、失敗の種が撒かれています。
失敗した時や悩んでいる時は、聞く耳を持ってくれますが、
成功している時は有頂天になっていて、コーチの指摘には反応しない選手が多いですね。
その後、タイムが停滞して慌ててコーチの話に耳を傾けますが、そこから盛り返すには
相当な時間と、エネルギーが必要になってしまいます。
選手は泳いでいる時は常に水泳のことを考え、コーチはその様子を常に観察し、
「 啐啄同時 」
になるよう、お互いに心を通わせ合って練習して行きたいものです。
ではまた。