守破離の破

ベイマックスです。
今日は、私の誕生日です。
 なんと、ドナルド・トランプ氏と同じ日です。
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 今日は、先回の続き守破離の「 破 」を説明します。
2,破(は)
「破」とは、 スイミングの指導の他に水泳の本で知識を得たり、ライバルやトップ選手の泳ぎを参考にして、それを自分のものにしていく段階です。
 「守」を身に付けていく途中で、色々な考えや、自分ならこうするという思いが湧いてきます。「守」という型に自分独自のアレンジを加えていく事です。
要はオリジナリティーを発揮して行く事が、この「破」では大切になってきます。
基本を守り続けて行くと、こうやって泳いだら後半を速く泳げるかもしれない!とか、こういう風にがんばって練習したらレースの時に落ち着いて泳げるんじゃないか?とか。
今まで指導した選手の中でも、コーチのイメージとは違う泳ぎだけど、すごく速くなる選手が時々でてきます。
その様な選手に聞いてみると、大体の選手がこの泳ぎの方が泳ぎやすいとか、速く泳げると言います。
独特な泳ぎをする選手の共通点は、コーチの話をよく聞いて、基本に忠実だという事です。
選手は一人一人違います。身長も体重も手足の長さも筋力も。
だから、基本に忠実にがんばっていると、独特の泳ぎができてき来るんですね。
徐々に基本から発展し、型を破ることができるようになってきます。
型を身に付けて、その型を破る!
  これを「型破り」と言います。
でもそれは、型を身に付けてから初めて破れるもの。
型がないのに「型破り」なんてできません。
それは「型なし」と言います。
自分流を見つける段階を「 破 」と言います。
  「 守 」は大切ですが、そこからオリジナルを身につけなければ発展・成長はないという事ですね。
  コーチの中でも、昔に成功したからと、昔からやっている練習メニューで、現代の子どもたちに泳がせているコーチがいます。
そのような「ゾンビメニュー」は破り捨てましょう。
次回は最後の「 離 」です。楽しみにしていてください。