こんにちは、ベイマックスです。
久しぶりの登場で、赤面しています。
今日はまじめな話をします。
皆さんは、勉強・水泳と一生懸命がんばっている事でしょう。
自分はそのがんばっている事はどの段階にいるのだろうか?と疑問に思った事はないでしょうか。
今日は、守破離(しゅ・は・り)という成長段階説で、自分はどの段階にいるのかを理解してください。
「守破離」とは武道・茶道・書道など、日本古来の『あらゆる道』におけるその人のレベルを表しています。
この「守破離」は600年以上前から日本に存在し、明治以降にようやく所在が確認されて今に伝えられています。
それまでは、口伝という形で師匠から次の師匠へ代々伝えられて来ました。
ここからは、水泳に置き換えて話を進めます。
1,守(しゅ)
コーチから「フォーム」や、「試合・練習」での心構えを教わり身につける段階です。
同じフォームで泳ぐには「意識」と「努力」が必要です。
教わった通りに泳いだつもりでも、コーチの目から見たらまだできていない場合、何回も指摘されます。
毎日、毎回同じ指摘がされれば嫌になってしまいそうですが、良いフォームを身につけるにはここががんばり所です。
心構えもスポーツマン(運動者)ではなく、アスリート(競技者)にならなければいけません。
生まれてから数年間、家庭でのんびり過ごしていた子どもたちは、結果を出す覚悟を持った選手に変貌させる為に、コーチたちの指導が始まります。
泳ぐ量・泳ぐ質・礼儀作法の重要度が大幅に変化します。
量と質が上がれば当然苦しさや痛みが伴います。
手を抜く練習や、あいさつ等の礼儀を怠れば、時には厳しく指導を受ける事になりでしょう。
それを受け入れ心身を作り替えなければなりません。
(ダッシュでは年齢・泳力により強弱はありますからご心配なく)
この「守」の期間は一番時間をかける時期です。
効果が現れるまでにはかなり時間を要します。
効果が出ないからと、諦める子どもたちが多い時期でもあります。
この段階で大切なのは
“ 素直な心 ”です。
何事に対しても素直な心で向き合い、全てを吸収しようとする心。
鈴木大地選手(ソウルオリンピック100m背泳ぎ金メダリスト・現スポーツ庁初代長官)
を育てた鈴木陽二コーチの言葉を借りれば、
“乾いたスポンジが水を吸うような”と表現しています。
皆さんは“ 素直な心 ”でコーチに接していますか?
長くなりますので、この続きは次回に回します。