目が痒くて、とうとう花粉症来たか!と思っているベイマックスです。
春のJOが終わりました。
ダッシュ新津では、8人の選手が出場。
そのメンバー中で、唯一1人高校3年生が出場しました。
その名は 「 本多竜也 」くん。
【竜也くんは向かって右の子です】
彼との付き合いは中学2年生からなので、はや5年。
いつもいじけた感じが、印象的でした。
彼の口癖は「 俺なんて 」。
「俺なんて、頑張ったって速くならない」と言っていた選手でした。
ところが、中3の時にリレーメンバーに入らなければならなくなり、全国中学に出場できそうなところまで来てしまいました。
竜也くんは焦りました。
「俺なんて」なんて言ってる場合ではなくなってしまったのです。
「 まずい 」俺のせいで全中に出場できなかったらどうしよう。
コーチも周りの仲間もお母さんも、励まし励まし、逃げ出さないよう励まし続けました。
全中予選である、新潟県中学総体がとうとう来てしまいました。
竜也くんの顔色はありません。
予選が始まりました。
全中に出場するには、標準タイムを突破しなければなりません。
優勝してもタイムを突破しなければ、全国大会には出場できないのです。
竜也くんはコーチから第4泳者と告げられていました。
そうです、アンカーです。
泳ぐ前から、疲労困憊な顔をしています。
「 大丈夫かなあ」
コーチたちは心配でしたが、選手たちはやってくれる確信もありました。。
ヨーイ
ポーン
各選手、一斉にスタートしました。
頭一つ分出たのは、水泳で有名な中学校でしたが、順位は関係ないので
気にしません。
竜也くんチームの第一泳者は調子良く地区大会より2秒も速く泳ぎ、第2泳者のタイムも地区大会より速く泳ぎました。
それが、第3泳者が大ブレーキ!
地区大会よりも遅いタイムで竜也くんと引き継ぎました。
今度、顔色を失ったのはコーチたちです。
竜也!頼むぞ!
この日は、猛暑の上、外プール。
午前中とはいえ、ジッとしているだけでも、汗が噴き出すくらいです。
熱中症で救急車で運ばれる選手も出ていました。
竜也くんも、後半バテ始めました。
竜也!頑張れ!
竜也くんは、昨年の県大会が終わってから、コーチから直ぐに来年のリレーメンバー案を言われ、この1年間本当に頑張り、ここまで来ました。
いじけた選手もやればできる事を証明し自信につなげて欲しい。
コーチたちは祈るようにしてゴールを見守り、電光掲示板に目をやりました。
「 突破〜!」
コーチたちは大騒ぎ。
お母さんたちは大泣きでした。
竜也くんも泣いていました。
ホッとしたんだろうなあ。
こんないじけた選手も1年奮起し頑張れば、全国大会に出場できる。
本当にリレーは素晴らしい競技種目です。
竜也くんは進学しても水泳は続けません。
なぜ、進学しても水泳を続けない選手が、最後まで泳ぎ続けたのか?!
竜也くんがどんな選手なのか分かって欲しかったので、前置きが長くなりました。
まだ面白い話があるので、次回まで引っ張ります。
先日受けた健康診断の結果が、激変して良くなっていました。
でも体型がベイマックスではなくなり、らしくないと言われるのがつらくて、徐々に戻す予定のベイマックスでした。